委員(作家)

C.W.ニコル

プロフィール

1940年生まれ。イギリス・南ウェールズ出身。作家。(財)C.W.ニコルアルファンの森財団理事長。
カナダ水産調査局北極生物研究所の技官・環境局の環境問題緊急対策官やエチオピアのシミエン山岳国立公園の公園長など世界各地で環境保護活動を行い、1980年から長野県在住。95年、日本国籍を取得。84年から森の再生活動を実践するため、荒れ果てた里山を購入、「アファンの森」と名づける。2002年、この森での活動や調査などをより公益的に、全国展開をするため財団法人を設立。2005年、英国エリザベス女王より名誉大英勲章を賜わる。2016年天皇皇后両陛下がアファンの森をご視察。著書に「誇り高き日本人でいたい」「マザーツリー」などがある。

第13期 講評

いつも感じますが、グランプリを選ぶということはとても難しいです。6万人を超える子どもが一生懸命絵日記を描いて、数人しか選べないという事は、ぼくらの胸に重いですね。ぼくは1990年からずっと参加していますが、暗い絵が無くなってきました。それからこの二十数年の間で多くの国がだんだんと豊かになっていることがわかります。その上で、アジアの国ぐにの特徴が絵日記からはっきり見えてくることは、素晴らしいです。

ぼくがいつも強く感じることは、経済的にはあまり豊かではない国の子どもたちも絵は豊かです。言葉も豊かで、自然といっしょに遊んでいる子どもの絵日記は楽しくて本当にうらやましいです。ぼくもテレビや電話が無い世界で育ったので、そういう国の子どもたちを大好きな「友だち」と感じますね。

やはり何でもあるということは、あまり良いことじゃないのかもしれません。どんな子どもも、たくさん自然の中で遊んでほしいです。それと今回は、それぞれの国でスポーツと環境についての話題が多かったように感じました。この絵日記を通じて、子ども同士がお互いを理解できるような方向に向かうことを願っています。