委員(写真家)

大石芳野

プロフィール

東京都出身。写真家。日本大学芸術学部写真科卒。
大学卒業後、戦争や内乱が残す不条理に傷つき苦悩しながらもたくましく生き続ける人びとの姿をカメラとペンで追う。1994年「カンボジア 苦界転生」で日本ジャーナリスト会議、日本地名研究所、芸術選奨、2001年「ベトナム凛と」で土門拳賞、長年の活動に2007年エイボン女性大賞、同年紫綬褒章などを受けた。「福島FUKUSHIMA土と生きる」で2013年JCJ賞(日本ジャーナリスト会議)を受賞した。
写真集に「パプア人」「ワニの民メラネシア芸術の人びと」「沖縄に活きる」「夜と霧は今」「HIROSHIMA 半世紀の肖像」「沖縄 若夏の記憶」「生命の木」「コソボ破壊の果てに」「アフガニスタン戦禍を生きぬく」「コソボ絶望の淵から明日へ」「子ども戦世のなかで」「〈不発弾〉と生きる 祈りを織るラオス」「黒川能の里 庄内にいだかれて」、「それでも笑みを」、「戦争は終わっても終わらない」などがある。

第13期 講評

私は写真の仕事でアジアにはよく行っていますが、今回もアジアの子どもたちの絵日記を観せていただいて、本当にリフレッシュできました。どうしてもこれまでの子どもたちの作品と、今回の作品を比較して見てしまうのですが、一言で言えば、あぁなんだかとっても平和になってきたかな、幸せな子どもが増えてきたかなと感じました。その一方で色いろな貧困の問題もあります。しかし絵日記からは、とても明るいものを感じることができ、審査しながらうれしかったです。

どこの国の子どもたちも自分の暮らし、周辺の環境などをとても意識しています。それが絵日記からわかりやすく伝わるので、私たちは審査をしながら、それぞれの国の雰囲気や、その時の子どもの気持ちを教えていただくことができました。きっと皆さんもこの24か国の子どもたちの作品を観る中で、とても教えられることが多いんじゃないかなと思います。