識字とは?

世界で読み書きできない大人がいるのはどうして?

ユネスコ(国連教育科学文化機関)によれば、成人非識字者(読み書きのできない大人)は8億6000万人とされています。
こうした人の多くは、生活のために子どものときから働かなければならなかった貧しい人びと、女の人や少数の民族、さらには戦争のぎせいになった難民(住むところを失い、安全な地域ににげてきた人たち)などが多く、その中の64%は女の人です。さらに、学校に通えない児童数(6~11歳の子ども)は約1億1300万人います。
学校に通えないのは、近くに学校がない、学校に入るお金がない、子どもが働いているなどの理由からですが、こうした教育を受けらない人たちは、大人になった時に自分の子どもも同じ理由で教育を受けられない状態をくりかえすことが少なくありません。

非識字人口はどれくらい?
非識字人口を男女でくらべると?

文字を学ぶことの大切さ

教育を受けられない状態をなくすための一つの方法は、文字を学ぶ機会を持つことです。文字を知らないと、病気をした時に飲む薬の注意書きや、自分の名前が書いてある書類、大事なお知らせなどを読むことができません。文字を知れば、本や新聞を読むことで知識を得ることができます。この「文字を知り学ぶこと」を『識字教育』といいます。

絵日記を通じて文字を学ぼう

アジアの子供達の絵日記事業は、作品を使い、文字を学ぶための教科書の代わりとなる教材を作っています。子どもたちの絵日記は、絵が分かりやすく、文章も言葉づかいがやさしく、絵を見ながら日記の意味を知り、読み書きを覚えることができると考えました。
これらの教材は、絵日記事業に参加した国と地域で使われています。国際連合は、世界中の人々が文字が読み書きできるように、2003年から2012年を「国連識字の10年」と位置づけました。
識字についてのより詳しい内容は、こちらをご覧ください。

資料提供:公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟