プログラム概要
2025年7月31日(木)から8月2日(土)にかけて、大阪市内および京都市内を会場として国際交流プログラムを実施いたしました。本プログラムは7年ぶりの開催となり、アジア各国・地域の子どもたちが絵日記を通じて文化交流を行い、相互理解を深めながら共によい未来を築くことを目指す重要な教育プログラムです。
1日目:国際表彰式(7月31日)
プログラム初日は、大阪・関西万博のシャインハットにおいて、第16期「三菱アジア子ども絵日記フェスタ」の国際表彰式を開催いたしました。各国・地域グランプリ受賞者と日本国内上位入賞者に対して、主催者および選考委員よりメダル等が授与されました。
表彰式では、ステージ後方の大型スクリーンに受賞者の素晴らしい作品が次々と投影され、会場にお越しいただいた皆様の心を魅了いたしました。子どもたちの豊かな感性と創造力が表現された作品群は、国際的な文化交流の意義と価値を参加者全員が実感できる機会となりました。
2日目:文化体験と共同制作(8月1日)
2日目は大阪市立城東小学校を会場として、日本文化体験プログラムと共同作品制作を実施いたしました。午前中の文化体験プログラムでは、城東小学校の児童の皆さんが心を込めて企画してくださった日本文化体験活動に参加いたしました。
海外からの受賞者たちは、城東小学校の児童たちの温かい指導のもと、さくらの合奏、書道、手ぬぐい版画、相撲といった日本の伝統的な文化を体験いたしました。初めは緊張していた受賞者たちも、城東小学校の皆さんとの交流を通じて徐々に打ち解け、最後には笑顔いっぱいで活動に参加している姿が印象的でした。
午後の共同作品制作では、参加者を8つのグループに分け、「わたしたちの未来」をテーマとした共同制作に取り組みました。各グループでは活発な意見交換が行われ、言語や文化の違いを超えて子どもたち同士がアイデアを出し合いました。制作が始まると、どのグループも驚くほどのスピードで作品を完成させ、1枚のキャンバスに全員で協力して絵を描くという体験は、参加した子どもたちにとって非常に貴重で意義深いものとなりました。
3日目:エクスカーション(8月2日)
最終日は京都市内においてエクスカーションを実施し、日本の伝統文化と自然の美しさを体感していただきました。まず清水寺を見学し、日本の伝統的な建築様式と歴史ある文化に触れる機会を提供いたしました。
続いて東映太秦映画村を訪問し、日本の映画文化とエンターテインメントの世界を体験していただきました。特に時代衣装体験や忍者体験では、子どもたちだけでなく保護者の方々にも積極的にご参加いただき、世代を超えた国際交流が深まる様子を拝見することができました。
プログラムの締めくくりとして嵯峨野トロッコ列車に乗車し、京都の美しい自然景観を楽しみながら、3日間の交流プログラムを振り返る貴重な時間を過ごしました。
プログラムの成果と今後の展望
7年ぶりとなった今回の国際交流プログラムを通じて、実際に同じ場所で同じ時間を共有することで生まれる交流や体験の大切さを、改めて深く実感することができました。オンラインでの交流では得ることのできない、対面でのコミュニケーションがもたらす豊かな学びと感動を、参加者全員が体験できたことは大きな成果でした。
三菱アジア子ども絵日記フェスタは、今回の成功を基盤として、これからも次世代を担うアジアの子どもたちが絵日記を通じてお互いの文化を理解し尊重し、協力して良い未来を築くことができるよう、より一層国際交流に重点を置いた活動を継続してまいります。子どもたちの豊かな感性と国際的な視野を育み、平和で持続可能な社会の実現に貢献する人材育成を目指して、今後も継続的な取り組みを進めてまいります。
香川県 道の駅 恋人の聖地 うたづ臨海公園「うたづ海ホタル」にて、バナーセットが展示されます。
開催日時
展示会は終了いたしました。
たくさんの皆様のご来場、まことに有り難うございました。
場所
道の駅 恋人の聖地 うたづ臨海公園「うたづ海ホタル」
〒769-0201 香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁4番地4号
入場料
無料
展示内容
応募作品の中から、「アジアの遊び」、「祭り、伝統・慣習」、「わたしの家族」をテーマとしたバナーセットが展示されます。
大阪市中央区にてグランプリ受賞作品原画が展示されます。
開催日時
展示会は終了いたしました。
たくさんの皆様のご来場、まことに有り難うございました。
場所
三菱UFJ銀行 大阪ビル ギャラリーラウンジ
〒541-0044 大阪市中央区伏見町3-5-6 三菱UFJ銀行 大阪ビル1階
入場料
無料
展示内容
第14期(2019-2020)で選出された各国(24の国・地域)のグランプリ受賞作品原画が展示されます。
詳しくはアジアの子どもたちの絵日記展PDFをご覧ください。
東京都練馬区にてSDGsの17の目標別に作品を選出したレプリカパネルセットが展示されます。
開催日時
展示会は終了いたしました。
たくさんの皆様のご来場、まことに有り難うございました。
場所
四季の香ローズガーデン 講習棟
〒179-0072 東京都練馬区光が丘5-2-6
入場料
無料
展示内容
応募作品の中から、SDGsの17の目標別に作品を選出したレプリカパネルセットが展示されます。
2025年1月16日、神戸バイリンガルスクールにて、講師に日本ユネスコ協会連盟の鴨志田さんを迎え、1~3年生と4~6年生を対象に出前授業を実施しました。
本事業では、アジアの子どもたちが描いた絵日記を通じて、アジアを知り、SDGsについて考える出前授業を行なっています。
今回は、1~3年生と4~6年生の2回に分け、「世界に視野を広げ、SDGsを考える学習」の一環として、出前授業を実施させていただきました。神戸バイリンガルスクールさんでは、国際理解教育に加え、SDGsの学習も積極的に取り入れられています。
1コマ目、低学年対象の授業では、SDGs達成目標である2030年の、自分や神戸市、世界全体の姿を想像しながら、日本やアジア、世界がどうなっているか考える二択問題から授業がスタートしました。問いかけにも積極的に発表してもらい、初めて見る文字や文化に触れてもらうことができました。
2コマ目の高学年対象の授業も同様に、二択問題でスタートしましたが、授業後には「2030年のことを想像したことで、未来のことを色いろ考えていきたいと思った」「今、自分ができることに取組んでいこうと思った」「SDGsは工夫して考えられていると感じた」など、SDGsについて、より理解が深まった感想を頂くことができました。
三菱アジア子ども絵日記フェスタは、これからも絵日記を通じて、子どもたちにアジアの国々やSDGsについて考え、未来につなげる活動を行なってまいります。