雄牛の闘い
夏休みは家族でハンガイ地域を旅してきました。本物のヤクやゾ(ヤクと牛のハーフ)もこの目で見ることができました。特に雄牛同士の闘牛はとてもこわいです。まずお互い鳴いて相手を威かくして、次に頭を上下に動かして角の準備をしたり、首をこすったり、足で土をひっかいたりして、目が赤くなって闘いが始まりました。2頭の雄牛以外の牛たちはふたつの群れに分かれ、こわがってじっとしています。「どちらが勝つかな、できれば自分の方の雄牛に勝ってほしいな。」と応援しているように見まもる様子がとても不思議でした。
競馬の道で
モンゴルの伝統的な祭りであるナーダムは毎年7月に行なわれます。ナーダムでは力士が力を競いあい、馬は速さを競いあい、射手が弓術で競いあいます。その中で一番おもしろいのが2歳馬の競馬です。5歳~7歳の小さい子どもたちが2歳馬に乗って、競争します。この絵では、2歳馬がレース開始前に母馬に会いたくて鳴いている様子を描きました。
夢の園
ぼくたち子どもの夢は無限大です。「宇宙の果てまで旅したい、他の惑星に生命はいるのだろうか?」「物語で出てくるような、子どもの願いをなんでも叶えてくれる魔法使いがいたらなあ~。」等たくさんのことを夢見ます。ぼくは将来発明家になろうと思っています。そして子どもたちに夢の園を建ててあげます。夢の園では世界の七不思議、熱帯の国、ツンドラの氷の国、深海、宇宙を旅させてあげたいです。そして夢を叶える黄金の宮殿を旅させて、物語に出てくるキャラクターたちと実際に会わせてあげたいなと考えています。
ツァータン族の子どもたち
モンゴル北部フブスグル県のタイガ(針葉樹林の地域)にツァータン族(トナカイを遊牧する民族)が住んでいます。ツァータン族はトナカイに乗り、競争し、肉や乳を食用として使い、毛皮で民族衣装のデールや靴を作って身につけます。ツァータン族はウルツ(円錐状の住居)に住んでいます。ぼくはツァータン族が住む場所に行ったことはないですが、ツァータン族の友だちと出会い、遊びたいといつも思っています。
かしこいウサギ
とある子馬が群れから離れてしまい、道に迷っていると、袋のわなにはまったオオカミと出会いました。オオカミのたくみな話術にだまされ、袋を開けてあげると、オオカミは子馬を食べようとおそいかかりました。その時、ウサギがやってきて「オオカミさん、オオカミさん、その大きさで本当にこの袋に入っていたのですか?もう一度入ってみて、本当に入れるならどうぞ私も食べてください。」と言いました。オオカミはだまされ、また袋に入るとウサギと子馬は袋の口を縛り、子馬は助かりました。この物語を本で読んだので描いてみました。