旧暦では、2021年はうし年です。ぼくと弟は、お母さんのアートスタジオに行きました。クラスの全員が赤い服を着て、牛の角のように髪をふたつに結びました。みんなとてもかわいくなりました。ぼくと弟は髪の毛を結ぶことに慣れていませんでした。大きな紙に色とりどりの牛を描き、筆で春連(赤い紙に各種縁起の良い言葉を書いて門や入口に貼る旧正月の飾り)を書き、春節の祝福の切り絵を作りました。近くの家族、先生、クラスメイト、みんなの2021年の健康と幸福、繁栄を願います!新型コロナウイルスの流行がすぐに終わり、事態が正常に戻ることを願っています。あなたとあなたの家族が安全ですばらしいうし年を迎えることを願っています!
春休みの終わりに、お母さんはぼくと弟を台南への旅行に連れていってくれました。ぼくたちは早朝にジャンホワを出発し、先にラオタンフー芸術村へ行って散策しました。昼にジンザジャオワパン塩田(タイルを敷きつめて作った台湾最古の塩田)で塩の採集を体験しました。午後はスーツァオ・スイダオの緑のトンネルに行き、川沿いのいかだに乗りました。ぼくたちは安全のためのライフジャケットと、日よけの麦わら帽子を並んで受けとりました。全員が小さなベンチに座って美しい緑の水路に入り、ツアーガイドの話に耳を傾けてマングローブの環境生態系の紹介を聞きました。なんてすばらしい!目の前の風景はとても美しいです。この場所が「台湾のミニアマゾン川」と呼ばれているのも不思議ではありません。訪問するのにとても良い場所です。
5月中旬に新型コロナウイルスの流行が拡大したため、政府は島内の全ての学校を休校にし、オンライン授業を開始しました。今回の休校とオンライン授業は夏休みまで続けられました。ぼくと弟は、7月に分散登校で教科書と文房具を取りに学校に一時的に戻った以外は、丸2か月間家にいました。夏の間、ぼくとお母さんは薬師如来のオンライン講座を受講し、全世界の平和と回復を祈るために少なくとも1日1回マントラ(祈り)を唱えました。ぼくと弟は、お母さんのクラス後にそれぞれ薬師如来の絵を描き、60,000台湾ドルの募金を集めました。ぼくたちはその全額をネパールのシュラーマネラー学校に寄付して、ぼくと同じくらいの年齢の多くの僧侶の家である、学校を支援します。ぼくたちは愛と優しさをもっと遠くの場所に広めたいと思っています。
学校が再開し、ようやく山海鉄道沿いの冒険旅行が実施されました。ぼくたちは4人のチームで、チームを「冒険隊」と名付けました。各チームにはぼくたちを守る保護天使(付きそい役の保護者)がいました。最初の関門で、ぼくたちは区間電車に乗ってズイフェン駅へ行きましたが、情報不足で任務の場所が移っていたのを知らず、任務に失敗しました。2番目の関門はロンジン駅に行き、駅前で地面にタイルの絵を描いてからロンムジン(龍目という井戸)へ質問に答えにいきます。無事に任務をクリアしました。3番目の関門はダージア駅に行くことでした。そしてぼくたちは鎮蘭寺院で全ての任務をクリアできました。最後の関門はレナン駅に行くことでしたが、学校に戻る時間になってしまったので、任務をクリアできませんでした。今回の旅は歩いたり休んだりしましたが、電車の時刻表を読んだり、切符の買い方を知ったり、授業以外の新しい知識を学びました。なんてすばらしい経験でしょう。
週末、お母さんはぼくと弟を、梅の収かくをしに山へ連れていってくれました。そこで初めて、梅は手でつむのではなく、長い竹の棒を使ってたたき落とすことを知りました。大きな網を地面に広げ、順番に竹の棒を使って木の枝をたたくと、緑の梅が地面に落ちてきます。それらをバケツに集めて、カリッとする梅の漬物を作りました。梅を洗った後、砂糖と塩が梅によく染み込むようにナイフを使って梅の外皮を少し切り、よく漬け込みました。この手順を考えるだけでも、よだれをたらしてしまいました。食べるのが待ちきれません。なんて楽しくてリラックスできる週末。来年梅の季節になったら、またお母さんといっしょにここに来たいです。