ペマニス村でのぼくとバロン・バクン(災いを追いはらう伝統的なダンスや、それに用いる仮面)チーム
バリ島タバナンのペマニス村にはパフォーマンスグループがあります。ぼくたちはバロン・バクンを上演するのが大好きです。毎週末、ぼくは村に戻りました。自転車でおじいちゃんの牛舎に行き、お父さんとおしゃべりをしました。そのうちに、四方八方から次つぎと仲間が集まってきて、牛舎でぼくたちのバロン・バクンチームについて話しあいをします。
翌日も、ぼくの家で、バロン・バクン(災いを追いはらう伝統的なダンスや、それに用いる仮面)に興味を持っている新しい友だちを加えて、話しあいを続けました。バロン・バクンはメスの豚の姿をして、ふたりの踊り手が踊り、5人のガムラン(インドネシアの伝統音楽)奏者が伴奏します。最終的にぼくたちは、バロン・バクンチームを作りました。
プラ(ヒンドゥー教の寺院)で会う時も、いつも自分たちのバロン・バクン(災いを追いはらう伝統的なダンスや、それに用いる仮面)チームのことを話しています。そしてぼくたちは、グループのリーダーと会計係、セレモニー進行の係を作りました。そして、資金を出します。幸運なことに、ぼくたちにパフォーマンスを依頼してくれた人がいたので、ぼくたちの資金は増えています。
ぼくたちの最初のバロン・バクン(災いを追いはらう伝統的なダンスや、それに用いる仮面)は、ココナッツのからを半分にし、クレヨンで彩ってバロン・バクンの頭に似せたものです。ぼくの妹が踊ってくれましたが、まだ5歳なので重くてうまく踊れません。最後は、座っておどっていました。
ぼくの友だちは、妹のバロンダンスに付きあいながら、熱心にガムラン(インドネシアの伝統音楽)の練習をしていました。将来ぼくたちが充分な資金を手に入れ、良いバロン・バクン(災いを追いはらう伝統的なダンスや、それに用いる仮面)と良いガムランセットが買えるよう、願っています。