雨
雨はぼくの人生で非常に楽しいと思うものです。これは、バナナの葉で友だちといっしょに雨の中で遊ぶのを楽しんでいるところです。
ぼくは両親と、村のお寺(仏教寺院)へ行きました。
その日はカティナ・ピンカマ(寺院の僧侶の法衣を用意する儀式)があったので、ボーディ・プージャ(神聖なぼだい樹へ水、薬効のあるハーブ、花を供えて恵みをこう儀式)が行なわれました。ぼくたちは、ボーディ・プージャの後、すべての生き物にあらゆる悲しみが無くなることを祈りました。ぼくたちは器に入った水を神聖なボーの木(ぼだい樹)にお供えし、拝みました。そして一番えらいお坊さんを拝み、祝福を受けました。
実った稲を食べにくる鳥を追いはらうために、ぼくたちはおじいさんの田んぼでかかしを作りました。ぼくはかかしを格好良く見せるために、古い帽子をかぶせました。妹はチョークでかかしの顔をかきました。とても楽しかったです。おじいさんは金色の稲を見て満足そうでした。飼い犬のブラもぼくたちといっしょに来て、鳥を追いはらいました。
スリランカユネスコ国内委員会の主催で行なわれた、絵画コンテストの表彰式がコロンボで行なわれました。私はメインゲストとして来た教育大臣バンドゥラ・グナワルダナ氏の首に花で作られたマルマーラ(ネックレス)をかけました。またダンスグループの踊りによってその式は盛り上がりました。その日、私はすごくうれしかったです。
学校の休みの間、私が一番好きなことは、家の庭の近くに流れる小川に行くことです。そこの小川には、いろいろな種類の魚がいます。となりの家の友だちといっしょに、魚とりの競争をします。
ある日ひとりのロマ(移動生活をする人びと)がサルとコブラを連れて家にやって来ました。彼は肩にバッグをかけています。おばあちゃんがロマに家に入ってもいいと言うと、彼は特別な笛を吹いて、コブラを踊らせました。コブラはとても上手に踊り、サルはあっちこっち跳び回って踊っていました。私と弟はその踊りを見ました。
毎朝、私と妹は花に水をやります。花が咲くと私たちは幸せな気分になります。チョウやハチドリやミツバチがみつを吸いにくると、もっとうれしくなります。私たちの家には1日中、花の香りがただよいます。私と妹は毎日庭の花をつんで、仏様に供えます。
ペラヘラ祭りを見に古都キャンディへ行きました。きらびやかに着飾った象の背中に、仏様の聖歯を収めたカスケット(小さな仏塔)が乗せられています。たいこのはげしいリズムに合わせて、おどり手たちは見事なおどりを見せてくれます。カーワディおどりもすばらしかったです。仏様のたくさんの旗や白いパラソルでパレードはさらにきれいに見えました。それにコプラ(乾燥したココヤシの実)のローソクがパレードを照らしていました。
今日、ぼくたちはヤーラ野生動物保護区へ行きました。象の群れが、ぼくたちの車が通っている道路に出てきました。群れは、2頭の小象と2頭の大人の象でした。すばらしい光景でした。
ぼくが楽団と歌を歌った日
ぼくの誕生日に、楽団が家に来ました。その時、ぼくは生まれて初めて楽団といっしょに歌いました。楽団のみんなはおそろいの服を着ていました。舞台はきれいな電球でかざってありました。その日は友だちといっしょにとても楽しくすごしました。
今日は日曜日です。私にとってはうれしい日です。私は絵を描くための絵の具と紙をユネスコから受けとりました。私が絵を描くのを、お母さんとペットの犬が見ています。
1995年9月17日
ラバンをひく
元且に女の人たちはラバン(手で打つ太鼓)をひきます。子どもたちは女の人たちがラバンをひいているのを見に来ます。女の人たちは花模様のドレスを着ています。