私の人生で一番幸せな瞬間は、弟が生まれた時です。眠っている弟の小さな手足を初めて見た時、人形かと思いました。
3月21日 木曜日
今日は特別な祝日です。ナウルーズ(春分の日にあたる旧正月のお祝い)は東洋(アジア系のカザフ人やウズベク人など)の人びとが祝います。朝になると、バウルサック(カザフの伝統的なパン)のおいしそうな香りが漂ってきました。そしてお母さんが七つの材料(水、塩、肉、米、乾燥チーズ、発酵乳、小麦粉)が入っている伝統的なナウルーズ・コジェを作ってくれました。私はいつもナウルーズ・コジェを楽しみにしています。おばあちゃんは「ナウルーズ・コジェを一杯飲めば、その後一年間満腹でいられるわよ。」と言います。そして民族衣装のドレスとキメシェク(帽子)を身に着けます。夕方になると、たくさんのお客さんといっしょに家で大きなダスタルハン(伝統料理がふるまわれる宴席)を囲みます。
私の学校です。私は子ども美術学校で勉強しています。授業はとてもおもしろいです。私の友だちにバブールとメレイがいます。メレイは絵を描くのが上手です。将来、私たちはおじいちゃん世代の有名画家カステイエフのような優れた画家になりたいと思っています。
カザフ人にも祭りがあります。これはみんなにとって待ち遠しいナウルーズ。ナウルーズは春の祭りです。昼と夜が同じ長さになる春分の祭りです。この祭りはイスラム教の国ぐにで行なわれます。ナウルーズは新年を祝う祭りで、ナウルーズ・コジェ(おかゆ)がふるまわれます。
私は魚釣りが好きです。トルゲン山のふもとで弟といっしょにどちらが多く魚を釣るか競争をしました。私が勝って、とても楽しかったです。そのあと魚をみんな水に放しました。夢がかなった!
7月19日 月曜日
これは、ぼくの子どもサークルです。ぼくたちは、絵を描いたり、音楽を聞いたり、歌を歌ったりします。時どき、いたずらもします。ぼくたちは、ヤーシャという猫を飼っています。ヤーシャは、となりの部屋へ逃げていきました。
おじいちゃんのアウル(村)に行った時に不思議なことが起こりました。私が牧草地の真ん中で踊っていると、動物たちがみんな立ち止まって私に見とれていたのです。